札幌市において、電動車椅子の購入に関する手続きは、補装具費支給制度が利用できます。
補装具の購入、借受けまたは修理が必要と認められたとき、市町村がその費用を利用者へ支給するものです。
電動車椅子の購入の際など、費用が軽減されます。
補装具費の支給を受けるには、補装具の種目に対応した身体障害者手帳の所持者または難病患者等であって、判定等により補装具が必要であると認められる必要があります。
申請の窓口は各区役所保健福祉課です。事前に申請が必要です。
詳しい情報は札幌市公式ホームページで確認することができます。
補装具とは車椅子・義手・義足のほかに、義眼や盲人の白杖などがあります。
補装具費支給制度とは
補装具費支給制度とは、身体障害者手帳所持者または難病患者等からの申請に基づく制度です。
補装具の購入、借受けまたは修理が必要と認められたとき、市町村がその費用を利用者へ支給します。
補装具とは、身体機能を補助する道具で、それぞれの身体へピッタリ合うように製作されたものです。身体に装着し、日常生活・就労・就学のために、同一の製品を継続して使用するものです。
この制度を利用するためには、補装具の種目に対応した身体障害者手帳の所持者または難病患者等であることが条件です。
判定等により補装具が必要であると認められる必要があります。申請の窓口は各区役所保健福祉課です。事前に申請が必要です。
必要書類
補装具費の支給を受けるには、申請に必要な書類がいくつかあります。以下が必要な書類の一覧です。
- 補装具費支給申請書
- 医師意見書(視覚障害者安全つえ、歩行補助つえは省略することができます)
- 補装具制作事業所が作成した見積書
- 難病患者等であることが確認できるもの(特定疾患医療受給者証等。難病患者等に該当する方に限ります)
- 印鑑
手続き期間
申請の手続き期間については、具体的な期間は記載されていません。
申請の受理から支給決定までの期間は、個々のケースによって異なる可能性があります。
補装具費の支給申請にかかる費用はありません。
本人の負担額
補装具費支給制度から支給を受ける際には、原則として1割の自己負担金がありますが、所得の状況に応じて負担の上限額があります。
なお、利用者の世帯の中に、当年度(4月~6月の間は前年度)の市町村民税所得割額が46万円以上の方がいるときは、この制度による支給は受けられません。
申請書の提出方法
申請書の提出方法については、お住まいの区役所保健福祉課に直接提出することができます。また、郵送でも提出することができます。
札幌市での申請
札幌市の場合、補装具費支給制度の申請先は札幌市福祉局障がい福祉課です。
申請書は、申請先の窓口で入手できますが、札幌市のホームページからもダウンロードできます。
必要書類は、補装具の種類や購入・修理の方法によって異なりますが、一般的には以下のものが必要です。
- 身体障害者手帳や障害児福祉手帳の写し
- 医師の診断書
- 補装具販売店から発行された見積書
- 銀行口座の通帳(振込先)
申請書と必要書類を申請先に提出した後、支給決定通知書が届きます。
その後、補装具を購入・修理し、領収書を申請先に提出します。
約1ヶ月以内に指定した銀行口座に支給金が振り込まれます。
身体障害者手帳とは
身体障害者手帳とは、身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳です。
身体障害者福祉法に基づき、都道府県、政令指定都市、中核市の障害福祉に関わる窓口で障害認定、交付、等級変更、障害追加など相談・事務が行われています。
この手帳を持っている方は、様々な支援策が講じられており、自治体や事業者が独自に提供するサービスを受けられることもあります。
障害者手帳の等級
身体障害者手帳には、障害の程度に応じて、1級から6級までの等級があります。
等級が高いほど、障害の程度が重くなります。また、障害の種類に応じて、視覚障害、聴覚障害、言語障害、肢体不自由、内部障害、知的障害、精神障害などがあります。
障害者手帳の申請方法
身体障害者手帳の申請は、都道府県知事、政令指定都市市長又は中核市市長が指定する医師の診断書・意見書、身体に障害のある方の写真を用意し、お近くの福祉事務所又は市役所にて行います。具体的な手続方法等については、お住まいの市町村の担当窓口にお問い合わせください。
札幌市の申請方法
札幌市の場合、身体障害者手帳の申請は、お住まいの区の保健福祉課にて行います。
申請には、「交付申請書」、「身体障害者診断書・意見書」、写真が必要です。詳しい情報は札幌市公式ホームページで確認することができます。
補装具制作事業所について
補装具制作事業所とは、義肢や補聴器などの補装具を製作する業者のことです。
補装具制作事業所には、義肢装具士や認定補聴器技能者などの専門家が勤務しています。
補装具制作事業所は、利用者のニーズに応じて、最適な補装具を提供することを目的としています。
札幌市では、補装具費の支給を受けることができる事業所は、札幌市が登録を行っている事業所に限られます。
また、札幌義肢製作所という会社があります。そこでは義手、義足、各種装具、また車椅子等を製作しています。
電動車椅子を無料でもらう方法はありますか
無料でもらう方法はありません。
しかし札幌市では、福祉用具の貸与(レンタル)が受けられます。
要介護または要支援の認定を受けた方が福祉用具を指定福祉用具貸与事業者から貸与を希望する場合は、介護(予防)サービス計画の作成が必要です。
また、札幌市社会福祉協議会では、福祉用具のリサイクル情報を提供しています。提供物品は原則として無料ですが、運搬・修理・消毒に関する費用は譲受者の負担です。
コメント