【介護ブログ】自立生活での外出対応。見守りの時ヘルパーはどんな動き?

利用者様との活動

『車椅子は押すもの』そんなイメージは無いでしょうか。重度訪問介護は、電動車椅子ユーザーが多いため『利用者様主体の自走』が主となります。

利用者様とヘルパーの視界の違いや、自走できない方への対応についても書いています。

利用者様主体の”自走”が基本

外出は利用者様自身の操作による”自走”。
ヘルパーが行先や道を決めたりせず、利用者様の意思決定に寄り添います。

電動車椅子はモーターの力で動作しており、指が数ミリ動けば操縦できるものやアゴを使って操縦するタイプもあったりします。

腕全体を使わなくても操作可能なので、可動域に制限があっても思い通りに移動する事ができます。
コントローラーも精度が高く、本人様たちの”車両感覚”に驚かされる事もしばしば。

障害の内容によりますが、ヘルパーがルートを選んで限定するような事は基本的には行いません。

ヘルパーは安全確保に専念

車椅子の視点
ヘルパーの視点

安全確保についてですが、例えばこんな場所。私たちと車椅子では視点の高さが違うため死角ができます。

死角を補い、車が来ていれば利用者様に知らせます。移動中のヘルパーは主に利用者様の目の代わりとして動きます。

利用者様が大きな段差に気づかない場合もお知らせしたり、言葉では間に合わない場合は当然支えます。

自走見守りにおける外出時の困ることや注意点は、段差より死角の多さと考えています。

自走できない利用者様の場合

障害の部位により自走できないケースがあります。その場合は手動タイプを使用します。形状は特殊で背もたれがしっかり倒せて安楽姿勢をすぐに作れるもの。

自走ができないため『車椅子を押す』というイメージ通りの対応になってしまいますが、行先やルートは利用者様に確認をとります。

天候が良ければ散歩だけ行く事もあり、近所をグルっと回って気分転換されることも。

移動も生活の一部

重度訪問介護を利用される方々の暮らしは、私たちの生活とほとんど変わりありません。
朝起きて、食事を済ませ、身支度をして、買い出しに出る。
これらは全て本人様の選択により決定されます。

買い出しに行く際も、私たちと同じく『よく行くスーパー』や『昨日テレビで見たお店』などに行きます。
どのルートでお店に行くのかは、その日の気分や天候によって変わります。柔軟な対応ができる事が重度訪問介護の大きな特徴です。

なじみの美容室に通われる話

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本文:スタッフY氏
写真・情報提供:スタッフO氏・A氏

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この記事を書いた人
NPO法人イコールのスタッフ
重訪スタッフY氏

高齢者介護を経験したのち重度訪問介護に転職し10数年経過。介護福祉士と喀痰吸引等研修のダブルライセンス。ずんだもんやChatGPT等のテクノロジーが好き。

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